開周堂の歴史

1930年~1981年
創業者 小松久次
戦災から高度成長時代での挑戦の日々

開周堂の歴史は戦前にまで遡ります。
創業者である小松久次は、千葉県君津市で生まれ育ちました。
ある時、彼は知人のつてを頼りに一念発起し、千葉駅近くに小さな店舗を開業しました。

最初は主に地域の小学校などに文房具を卸していましたが、戦災により店舗と商品が全焼してしまいました。 この困難な状況においても、地域の皆様からの支援を受け、「ふれあう人の心を開き、信用を累積する」という経営理念を貫き、事業を継続することができました。

1961年にはイトーキ千葉県代理店になり、オフィス家具を扱う会社として少しずつですが認知をしてもらうことができました。 また同じく1961年には「雨の日に濡れないアーケード商店街」というキャッチフレーズのもと、新しい本社ビルを建設。 日本が高度成長を遂げる中、開周堂は千葉駅の発展と共に成長し続けてまいりました。

1981年~2014年
二代目社長 小松康男
オフィス家具の飛躍と金庫セキュリティの台頭
1981年、小松久次が会長に就任し、小松康男が2代目の社長になりました。この時期、世界各国の経済は2度のオイルショックにより不安定でした。
日本は資源が乏しく、自動車産業を中心にして付加価値を生み出し、その製品を世界に輸出していました。
この時、日本はまだバブル経済の前夜であり、開周堂はそのような時代のオフィス需要に応える一方で、セキュリティ設備(金庫扉、貸金庫設備、入退室装置)が売り上げの主力となるようにシフトしていきました。
また、この時代に会社のロゴマークやCIの導入をしました。
中小企業にしては、かなり早い時代からこういった取り組みをしています。
2014年~現在
三代目社長 小松和平
歴史あるベンチャーとして

2014年に小松和平が社長に就任し、現在の組織体制が確立されました。

当社は歴史ある企業としては異例のことに、平均年齢が30代と急速に若返りました。2019年12月以降、世界はコロナ禍に見舞われ、これにより仕事の進め方が大きく変化しました。コロナ禍が収束した後も、日常が戻ったとしても、オフィスの役割は大きく変遷しました。

リモートワークの浸透や働き方改革の推進、そして多様な働き方に応えながらも生産性を向上させるオフィスが求められています。私たちはこれを莫大なビジネスチャンスと位置づけています。開周堂は歴史ある企業でありながらも、現在の組織ではスタッフの平均年齢が30代前半と若く、新しい挑戦が可能なメンバーが揃っています。

私たち開周堂は、「歴史のあるベンチャー企業」として位置づけ、これからの組織に合ったオフィス空間を提供する企業として更なる発展を目指します。今後とも、開周堂へのご期待を賜りますようお願い申し上げます。