イトーキの薬剤自動ピッキング装置DAPが支える次世代調剤薬局のかたち

2026年06月01日
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「薬剤師の仕事は、薬を探すことではない。」
そんな言葉を聞くことがあります。薬剤師の本来の役割は、患者への服薬指導や薬学的管理を通じて医療の質を高めること。しかし現実には、多くの時間が薬剤のピッキング作業に費やされています。
処方箋を確認し、薬棚から対象薬剤を探し出し、数量を確認する。日常的な業務ではあるが、医療用医薬品(処方箋医薬品)の品目数は1万3千程度(2024年10月時点)あり、多くの品目の中から薬剤をピッキングする業務においては過誤のリスクも潜んでいます。人手不足が深刻化するなか、正確さとスピードの両立は薬局現場にとって大きな課題となっています。
そんな課題に対し、新たな選択肢として注目を集めているのが、イトーキの薬剤自動ピッキングシステム「DAP(Drug Automatic Picking system)」です。この商品は、小型ロボットにより薬剤トレイを入出庫する自動ピッキングシステムです。入出庫の自動化と高度な監査支援システムで、調剤薬局における「薬剤ピッキング」と「監査支援機能」を一体化したシステムとすることで、薬剤ピッキング業務の過誤防止と、薬剤師の人手不足解消に貢献します。

製品の主な特徴

・限られたスペースでも導入しやすい「省スペース化」と作業者の「使いやすさ」を共に追求した製品
機器本体サイズ内に収めた入出庫口と作業スペースで高い省スペース化を実現。入出庫の処理スピードや作業性を犠牲にすることなく、限られたスペースでも設置できます。8つの入出庫口を備えたことで、作業者の作業完了を待つことなく次の薬剤のピッキングが可能です。また、各入出庫口の処理状態の識別・視認性を向上することで使いやすさにも配慮しています。

・AI学習機能により庫内薬剤トレイの配置を最適化
薬剤自動ピッキングシステム「DAP with MediMonitor」にはAI学習機能を搭載しており、一定期間の実績データに基づき庫内薬剤トレイの配置を最適化します。使用頻度の高い薬剤を入出庫口の近くに自動再配置することで、よりスムーズな処理を実現します。

・高度な調剤監査支援システムを搭載し、直感的な操作性を実現することで正確かつスムーズに薬剤のピッキング業務を支援
現場経験が豊富な薬剤師監修のもと制作されたメディカルフィールズ株式会社の監査支援システムを搭載。最新の技術を積極的に活用しつつ、幅広いユーザーに馴染みやすいレガシー技術もあわせもつシステムで構成されています。タブレットを活用した直感的な操作性を実現し、経験の浅い方や機械が苦手なユーザーにも安心してご使用いただけることで正確かつスムーズに薬剤のピッキング業務を支援します。

製品の使用イメージ

レセプトコンピューター(※)にデータを入力するだけで、該当の薬剤トレイが自動で運搬され、入出庫口から取り出すことが出来ます。入出庫口は8つ備わっており、複数の薬剤の同時監査が可能です。
※レセプトコンピューター(レセコン):診療報酬明細書(レセプト)を自動作成するシステムやソフトウェア

DPAの紹介動画はこちらから

調剤薬局DXの第一歩として

医療業界では近年、自動化やDXが盛んに語られています。しかし現場では、「機械は導入したが使いこなせない」というケースも多いのではないでしょうか。
その点、DAPは現場目線を重視して設計されており、また、薬剤師が日常業務の中で無理なく活用できる操作性や作業動線が考慮されており、人と機械が自然に協働できる環境づくりが意識されています。
高齢化の進展に伴い、今後も調剤需要の増加が予想されます。一方で、人材確保はますます難しくなると考えられています。
こうした状況の中で、薬局経営には「限られた人員でより高い品質を実現する仕組み」が求められます。DAPは、そのための有力な選択肢の一つといえるのではないでしょうか。

実際に2025年には、千葉県の「くすりの福太郎 八千代台西口店」への導入事例も発表されており、薬剤師の負担軽減と業務の標準化を目的として運用が開始されています。今後、導入事例が増えれば、調剤薬局における自動化の新たなスタンダードとなる可能性もあるのではないでしょうか。
https://www.itoki.jp/company/news/2025/2506_fukutaro/?utm_source=chatgpt.com
https://www.itoki.jp/company/news/2024/1023_dap/

 

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