2025年も残すところ80日を切り、1年の5分の4が過ぎようとしています。
ホント、時の経つのが早いと改めて感じます。
個人的には、1996年にイトーキ入社してから、イトーキの商品を扱い今年で30年目に入りました。
入社当時は、どんなものを扱っていたかなと、久々に1995年と1996年のカタログを持って
ペラペラとめくってみました。


※本当は96年だけにしたかったのですが、表紙すら剥がされていたので、95年の表紙で失礼します。
まず感じたのは、カタログがそこらじゅう穴だらけだったことです。
私が入社したころは、提案書というのはデータでの作成はまだなく、基本カタログの切り貼りでした。

※これが当時切り貼りに使った後の穴になります。
なので、切り貼り用のカタログを数冊準備して、それを提案書用に使っていました。
さすがに30年も経っているとやはり、現在そのまま品番を打って現在扱いのある商品は、本当に少なくなっています。
シリーズとして残っているものは、それなりにあります。
例えば、当時はアソートラインCRデスクやCYデスクがあり、その後継で現在アソートラインCRYデスクがあります。
CZデスクも発売1年目でしたが、そのまま今年が30年目になります。
また、当時バーテブラはⅠでしたが、現在はバーテブラ03となっています。
こうやって、少し進化しながら変わってきています。
このように、シリーズを変化しながらも続いているものもあれば、張地や木色、塗装カラーを変えて同様に制作しているものもあります。
ビックリしたのが、品番を1文字もいじらずに昔のままの品番が打てたのが。。。
「シンラインキャビネット」と「保管庫」でした。


どちらも、当時の品番を打ちましたが、そのままの品番で今でも変わらず打つことが出来ました。
もちろん。当時と比べると定価はほぼ2倍
30年経てば、物価は上がりますよね、
それ以外での当時は、イトーキがherman miller の販売をしていたので、あの『アーロンチェア』が載っています。
『イームズアルミナムグループ』とかも載っていますね。


アーロンチェアも発売して間もない時期でしたが、現在でもコンスタントに売れているのがすごいですね。
累計800万台売れているようです。
イームズアルミナムグループチェアは最初の発売が1958年とも言われますから、すでに60年を超えて作られている商品です。
どちらの商品も、当時から大きくデザインを変えることなく、現在もherman millerのホームページで販売していました。
永く愛されるデザインって、すごいですね。
何故、そんなもの見ているかというと。
タイトルにもありました通り、イトーキが2026年にカタログを作ることになりました。
昔と違って、「モノ」だけ売っていた時代から、「空間全体」を売る時代になり、
カタログに対する必要な条件も変わってきています。
なので、当時とはカタログの風合いも変わるのかもしれませんが、ここ数年カタログを作っていなかったので、
これが時代だと思いながらも、ほんの少しだけカタログ恋しになっていたことを考えると、一度立ち戻るのもいいのかもしれません。
ここ数年は、カタログもどきのプライスリストをイトーキとしては発刊していましたが、ページ数が30%くらい違うことを考えると
今回は、載せたいものが載せられるのかもしれません。
果たして、ここから50年後、60年後に作っている商品が生まれるかどうか。
是非、永く愛される商品を世に出して、お客様に長く使っていただけるようにしていきたいものです。
イトーキのカタログは12月発刊となります。
千葉県内でイトーキ商品を参考にしたい。検討したいというお客様、お問い合わせからお申込みいただくことで、弊社営業がお届けします。
是非、よろしくお願いいたします。