千葉市内で夏休みを満喫?!~稲毛高校から徒歩5分の観光~

2025年08月21日
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夏休みも終わり、今年も後半戦がスタートしています。
例年、ゆっくり夏休みということもないですが、数日の休みがあるとそれなりにリフレッシュしたくなります。
ましてや世のおじさんたちは、『家族サービス』という謎の言葉に踊らされながら、その数日をいろいろと考えるのが夏前の季節の風物詩でもあります。
私も、例年それを大事な『任務』として、様々アンテナを張っていろいろな場所をリサーチしつつ、時間とお財布と相談して、無理ない計画を立てます。
昨年は、こちらのブログでも書いた、しまなみ海道を自転車で本州から四国への走破をやりました。
今年は家族そろっての時間がそれほど取ることが出来ないことが想定されたので、短時間で行ける場所を探していました。
ということで、大事なのは移動時間です。
お盆の時期に遠出すると、車の場合渋滞で通常より大幅に時間がかかり、電車の場合チケット争奪戦で思うような電車を取れず、これまた時間がかかります。(飛行機は過去の投稿の通り、非常に苦手にしており、元々構想外でしたが。。。)
そんな中で、今回のテーマ、『いかに現地に着くまでに移動時間をかけずに夏休みを満喫するか』
ここに焦点を当ててみました。

いろいろと考えて出てきた答えは、近場で遠くに行った雰囲気を味わうこと。
千葉県内を考えて見ると、マザー牧場や、鴨川シーワールド、その辺りが定番の観光スポットが出てきます。もちろんどちらも千葉県民たるもの、何度も何度も足を運んでいる場所。いい場所ですが、新鮮味はありません。
そこで更に地元にスポットを当てると、千葉市内でバーベキューをしてグランピング体験が出来るスポットがありました。
そこを軸にして、旅行を組み立ててみようと考えました。

最初に行ったのが、『INAPOO』


地元民として、全然ピンと来ていませんでしたが、稲毛海浜公園プールです。
私の時代は現在のアクアリンク千葉の場所にあった『わんぱくランド』にばかり行っていましたので、それほどたくさんの回数を行ったことはありませんでしたが、今は千葉の夏のレジャースポットとして流行っているようです。
ましてや、INAPOOという名前、いつの間にそんな今っぽい名前を付けたのか全く知りませんでした。
8時半に着くと、10時オープンにも関わらず、既に多くの車がいます。
そして9時前にはそれなりに列をなして並び始めています。
暑いから車でギリギリまで居ようと思ったものの、あれだけ並んでくるとさすがに並ぼうかという雰囲気になり、自分たちも並びました。
オープンするときには、入口からずらーっと長蛇の列。稲毛にこれだけ人が来るのかとびっくりしました。
中に入っても、流水プールや造波プールなどは、人人人でとんでもないことになっていました。
ただ、これだけ人が集まる千葉も珍しいので、そのタイミングで既に稲毛高校の近くであることは少し忘れ始めます。

3時間くらい滞在して、おなかが空いてきました。
私のスタミナも限界に近かったので、何かご飯を食べたいと思ったのですが、既に泳ぎ疲れもあったので出ようということで、INAPOOを後にしました。
近場で座ってご飯を食べる場所がないのがこの場所の問題点。
駐車場の車は動かしたくない。そう考えた時に向かった先が、徒歩3分くらいにある『ボタニカミュージアム』に併設されているカフェ。このカフェ『vermitage』では、パスタやケーキなどをいただくことができます。私はそこで、ジェノベーゼをいただきました。


ここは以前、『千葉市花の美術館』だった場所。1995年に開設された場所でしたが、今年、全面リニューアルで『BOTANICA MYUSEUM』となりました。国内外で活動しているフラワーアーティスト、清野光さんがプロデュースし、聴覚や嗅覚など五感で自然や植物に親しむことをテーマになっております。

        ※左 入口の外観  右 内部の展示物の一部

こちらも、改修前、改修後ともに一度も行ったことがなく、今回初めて訪れて、五感を感じることが出来たと思います。
個人的には、フィボナッチ数列と自然界の話題の場所に惹かれました。
いずれにしても、千葉っぽくないカフェと、千葉っぽくないミュージアムを感じて、千葉にいることはすっかり忘れました。

そしていよいよ、今回のメインである、バーベキューとグランピングです。
なんと、ボタニカミュージアムからゆっくり歩いても3分。走れば30秒のところにある『smallplanet CAMP & GRILL』です。


※左 受付の建物、右 実際に泊まったテント

写真で見ていただければわかる通り、全く千葉市ではない場所です。
ここで美味しいバーベキューをいただきます。
暑すぎてバーベキューしているのもしんどいかなと感じていましたが、実際は全く熱くなく、木々が生い茂ってるお陰で、外よりも個々の気温は3℃くらい涼しく感じました。


※左 バーベキュー始まりたての雰囲気  右 終了するときにはすっかり暗くなっています

雰囲気が良すぎて、飲み過ぎてしまったのが、反省点ですが。。。
そして快適なテント。自然体験を存分にしたいという方には物足りないかもしれませんが、日々働いていている方々が休みと活動を兼ねている場所としては最高な冷房完備! 快適すぎます。


※左 テント前でくつろげます  右 夜の周囲のテントの様子

翌朝、早起きしてテント外の椅子に腰かけると、様々な鳥の声や虫の音が聞こえます。そして、高原のような涼しい風が心地いいです。
長野かどっかの高原で、早起きをして空を見上げている感覚になりました。
ゆっくりして、折角なので海岸まで歩くと、早朝から散歩している人や、活動している人、様々な人がいました。
景色もきれいです。


※とてもきれいな砂浜になりました。左を見ても、右を見ても一面砂浜です。ただ、これを端から端まで走ってたと思うとゾッとします

でも、よくよく考えて見ると、ここは『いなげの浜』
高校時代に端から端まで部活動で走っていた場所。あの頃は本当にしんどかった思い出がよみがえりました。
走り過ぎて両足肉離れになった苦い思い出の場所です。
あれから数十年経ちましたが、こんな風に変わったかと感慨深いです。
ここを見るとやっぱり千葉だったかと思ってしまいますが、この1日千葉を忘れられたという点では、とても素敵な夏休みでした。

千葉に来られる方はもちろん、千葉市民、千葉県民の方で近場で過ごしたいという方。
遅い夏休みにもうってつけかもしれません。
今回は、千葉市内での夏休みの話題を採り上げました。
今後とも『開周堂』とこのブログともどもよろしくお願いいたします。