10月も中旬になり、今年も残すところあと70日程度となりました。
10月に入ってからはいい気候の日が続いていますが、千葉は9月までがずっとが大変な月だったことを考えると、少しだけ落ち着いたといったところです。
既に千葉県では年間降水量が過去の記録(1991年)を抜いて、2000㎜を越している状況、とんでもない年になっています。
8月には、千葉市を中心に集中豪雨がありました。(令和8年8月千葉豪雨)
千葉市では2500台の車が水没で動かなくなり、家屋の全半壊約1500棟、床上床下浸水約1500棟という大きな災害になりました。
私も翌日会社まで車を走らせましたが、会社からすぐの道路に転がるように車が放置されている状況は、とても厳しいなと感じました。

※会社付近の状況。この写真に映っている車は全部動かなくなって立ち往生した車です。
電車も千葉界隈の電車が軒並み不通になり、動いているのは高架を走るモノレールだけ、という状況でした。どちらかというと、普段乗ることが少ないモノレールが「動いている」と一躍有名になり、活躍したことは悲しい中での唯一の光だったかもしれません。
電車が全く動かない上に、私も普段かなり利用する蘇我駅で4000人が帰宅困難になったというニュースは(とても4000人も人が入れるような駅舎ではないという意味で)衝撃的でしたし、蘇我駅のロータリーがかなり深く水に浸かったシーンを見てショックを受けました。
それでも鉄道路線は順次復旧し、外房線の誉田~大網がお盆明けも不通になったものの、10日程度で復旧し、1週間程度のバス代行で済んだことは不幸中の幸いでした。
そして9月に、県全体を台風25号が襲ってきました。
地域によってですが、歴代の24時間雨量を更新する地点が多発し、小糸川や高崎川の氾濫、印旛沼の決壊などが起きました。
千葉市内は前回に比べて大きな被害はなかったものの、その周辺都市での被害は甚大でした。
その影響もあり、県内各路線は、軒並み不通になりました。
「本千葉」が最寄りの弊社でも、その影響で出社できなくなる人がで出ています。
中でも総武本線(八街~成東:10月19日にようやく再開)、内房線(姉ヶ崎~長浦)の区間の運休は通勤をする人たちにとても影響が出ていています。
どちらの路線も、千葉から30~40分程度の場所で起こった災害であり、東京までも通勤圏になり得る場所で起こっているので、かなり想定外というのが本音です。
もちろんそれ以外でも、小湊鉄道は復旧できなくなるのではないかと言われる程度の大規模な土砂崩れが起きているので、この先が不安です。
今回の問題では特に内房線の輸送問題が大きく取り上げられています。
内房線の複線区間である姉ヶ崎~長浦。まさか複線区間の鉄道が3ヶ月も動かなくなるとは、誰が想像したでしょうか。1日5万人とも、6万人とも言われる輸送を毎日行っていたことを考えると、通勤通学に甚大な影響を与えています。
沿線の学校は授業時間を繰り下げしたり、オンライン授業をやっている学校もあるようです。
もちろん、県からはリモート推奨が出ていたりもします。
環境の揃っていなかった時代ではできなかったようなことが、今は無理なくできるのが凄いことです。オンライン授業もそうですし、会社もリモートワークやWEB会議など、柔軟に活動できることが素晴らしいです。もちろん、その分負担になる先生や関係者はいると思いますが、未曾有の災害なので復旧までみんなで助け合って進めていくしかないですね。
長浦と姉ヶ崎簡は代行バスが出て運航しています。少しずつ通勤通学への対応が出来てきました。しかし本来の輸送量には到底追い付かないという話、そこで新しい取り組みとして先週14日よりシェアサイクルがスタートしました。両駅間限定で、国、県、市、JR、シェアサイクル会社が協力して300台の自転車を確保したとのことです。そしてそれが12時間まで無料で借りられるとのこと、6.5㎞自転車で16号沿いを延々走るのは、朝夕考えると簡単にできる話ではないですが、少しでも自治体などが通勤通学需要に対応しようと躍起になっているところを見ると、すごいなと感じます。
今年の豪雨などの災害がたまたまだったかというと、そういうわけでもありません。
こういう都市やその付近での水害、自然災害は今後も続く傾向にあると思います。
今年は名古屋でも9月に、1時間に104.5mmの雨量を記録しましたし、今回の都市部近郊での出来事は、決して他人事ではありません。引き続き警戒していかなくてはいけません。
そして、以前と比べると電車の計画運休が増えてきているのも事実です。
特に千葉県内の交通路線で行くと、総武本線、内房線、外房線、成田線などが千葉へ向かう主な通勤路線になりますが、ここ数年この箇所の計画運休が大幅に増えていると思います。
もちろん、肌感覚なので、正確に何回と測ったわけではありませんが、今年は6月にも計画運休がありましたし、8月と9月の豪雨の間の8月末にも計画運休がありました。もちろん、どちらも大きな被害が出たわけではありませんが、通勤が不能になることが増えたと痛感しています。
こういうことが増えている中でも企業は、一昔前より柔軟に対応できるようになったという実感があります。
リモートワークは、私たち中小企業でも段々一般的になってきました。
しかしまだまだ設備や管理方法といったところの整備が追い付いていないのも事実、ルール作り含めて改めて整備の必要があると思います。
ましてや、出社した方が生産性が上がったり、コミュニケーションが取れて新しいアイディアが出せたりということで「出社回帰」に大手企業が舵を切っているのも事実。そういった時代に出社している人たちと遜色ない生産性が上がる環境を作ることは、特に中小企業では大きな課題だと痛感しています。

※リモートワークをするにしても、どのような環境だと生産性が維持できるか、ここが課題です。
普段から皆様の働く場所の空間づくりを創造して、企業の生産性の上昇、エンゲージメントの向上に努めている開周堂ですが、今回のような課題を抱える企業は非常に多く、その状況で生産性を維持する方法を考えることも、将来に向けて非常に重要なことだと感じています。開周堂は企業の方々の不安を解消すべくこのような課題の解消にも取り組んでまいります。
