改修工事に「歴史の1ページ」を見る ~昔は文房具、今はセキュリティ~

2023年11月26日
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毎日過ぎるのが早いですね。
今年も残すところ、5週間となりました。
「やり残した」ということがないように、一日一日精一杯突き進んでいます。

現在、某社さんで。監視カメラの工事中です。
これも、今週が2週目になります。
4~5週間の工程の為、長い時間をかけての工事となります。
どうしても、新築の建物等の場合、配線や設置にかかる準備は竣工前に終わることが出来ますが、
すでに運用されている場所での工事となると、配線工事一つ行うのにも、本当に大変な作業となります。
場所によっては音出しの制限や、振動の制限もあり、その一つ一つの工事、丁寧に行うことを心がけています。

※監視カメラ 設置時

社内でも、建物や什器の老朽化での内部改修を今行っています。
いかに生産性を上げる働き方にするための空間にするか、という観点を用いて若手社員さんが懸命に知恵を出してデザインしました。
一部完了していない箇所もあるのので、その詳細は改めてこの場で、お話しさせていただきます。
この会社も、現在の建物が35年近くたちます。
そろそろ建て替えかな、と思うことも時々ありますが、まずは現在の社員さんたちが、働きやすい快適な空間を作ることで、
会社自体のパワーを付けていかなくては、と思っています。


※社内3階のコワークスペース

この建物が建つ前って、どんな感じだったかという事を振り返ってみます。
この建物は、すぐ近くを流れる都川にかかる橋、大和橋の架け替え工事が千葉市で行われるとのことで、その一環で建て替えをしました。
以前は、会社の前がアーケード街だったのですが、それは知る由もないですね。
弊社の右隣りが靴屋さん、その隣がお寿司屋さん、そして今もある「塩野金物店」さん、そのお隣が印鑑やさんでした。
反対側も、角がラーメンやさんでしたし、道路を挟んで、スポーツ用品店があったことは記憶にある方もいると思います。


※左)当時の開周堂 アーケードがありました 右)現在の開周堂

私はこの町内を学区にする「本町小学校」出身ですが、クラスの2/3は親が何かしらお店をやっている人だったと思います。
それくらい、この町内は商店街だらけの街でしたね。
開周堂も、当時は小売りをやっており、写真では判別しづらいですが、ガラス戸の向こう側に、びっしりと商品が陳列されていました。
小売りで文房具類を買いに来るお客様や、当時はコンビニがなかった上に、普通の会社ではコピー機がまだまだ浸透していなかったので、コピーを撮りに来るお客様も多数いらっしゃいました。(ちなみにコピー料金は20円だった気がします。今よりも高いですね)
今となっては、アーケードなどどこにあったのかわからない程、跡形もありません。
この街のお店は昔と比べると、本当に少なくなってきました。

更にさかのぼると、もう一つ前の世代の会社の建物の写真がありました。
こちらの写真、いつ撮影したものかは分かりませんが、もう60~70年前の写真になるのではないかと思います。
当時はアーケードもなく、お店の前に商品を並べていたと思われる写真になります。
軒先に置いてある、みかん箱を見ると「コクヨ」と書いてありました。
コクヨさんの文房具を中心に扱っていたと思われます。

今回、何故こんな写真を載せたかというと、改修工事の時に、いろいろと出てきたからです。
これら載せた写真のほかにも、


昔使っていたであろう、レジスター(今も動きます)など、出てきました。
先日35年使った、イトーキのバイオテーブルは滋賀工場に行きましたが、それより昔に使っていたものがこうやってあることで、先人の方々の苦労を改めて考えさせられます。
断捨離は、オフィスにとっても重要なことですが、一方でのこしていくものの大事さも改めて感じます。

私たちのやってきた変遷を考えていくと、こうやって辿ってきたんだなと考えながら、今主流でやらせていただいているセキュリティ工事に臨まなくてはいけないなと感じました。
社内においても、生産性向上や快適性の追求は大きなポイントになりますが、全てそれだけでいいというわけではなく、当時のルーツから自分たちがあるべき姿を追い求めていくことも、非常に重要になると思います。

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