『雷都』宇都宮で、『ライトライン』走り始める

2023年08月25日
ツイート LINEで送る

夏も終わりに近づいてきました。
今年は、例年よりも暑い日が多く、また、ここ最近の傾向として、雷やゲリラ豪雨が多くなっていますね。
私たちが納めさせていただいている機器類の一部が、先日、雷の影響で使用できなくなり、交換する憂き目に遇いました。
千葉県は、それでも日本全国の中で雷が少なく、こういうことは今まで起きて来なかったのですが、ここから先は増えてくるのかもしれません。

栃木県は「雷」が多い県

ただ、今回、これが起こった時に、メーカーの担当者に聞いてみると、関東では「栃木県」が多いとのこと。
実は、栃木県では、こういったことで機器の交換が過去から起こっているということでした。

そこで気象庁のサイトを覗いてみると、宇都宮の雷は、年間平均26日程度で、千葉が13日程度。
確かに多いです。
全国で調べてみると、石川県の金沢で年間45日程度と多いですが、夏というくくりだと宇都宮が多いようです。

そんなこともあって宇都宮は「雷都」って呼ばれています

『宇都宮 雷』で調べてみると。。。
『雷都』というキーワードが出てきました。

そこで、『雷都』だけを打ってみると。。。
出てきます、出てきます。『雷都』に関連したものが
様々なお土産
修理業者
公共の漫画
電車
アイドル
・・・そのほかたくさんありました。
こんなに、メジャーだったのですね。

生まれてから、関東にずーっと住んでいるにもかかわらず、全く知りませんでした。

宇都宮のライトレールが明日【8月26日】開業です

調べていく中で、びっくりしたのですが、宇都宮のライトレールが、明日開業なんですね。
私は、富山のライトレールに数年前に乗りに行ったことがありました。
確か、グッドデザイン賞の金賞を受賞していました。

※すいません、当時こども入りの写真しか撮っていませんでした。。。

今は、富山地方鉄道の一部になっているようですね。
千葉では、路面電車や市内電車というのはないので、新鮮な気持ちで乗ったことを覚えています。

そもそもライトレール(LRT)って

そもそもライトレールとも言う「LRT」とは、Light Rail Transit の略で、低床式車両の活用や軌道・電停の改良による乗降の容易性、速達性、快適性などの面で優れた特徴を有する軌道系交通システムです。
定義的には、日本に8社LRTがあり、宇都宮のLRTは9社目になります。

さて、話を宇都宮のライトレールに戻しましょう。
宇都宮のライトレール、実は日本の路面電車としては、75年ぶりの開業だそうです。
75年前の開業はというと、先ほど話した富山県の富山地方鉄道の高岡駅~伏木湊間だったとのことです。

今回のライトレール、宇都宮駅から波賀町にある芳賀・高根沢工業団地までの14.6kmを約45分程度で移動します。

正直、宇都宮といえば、餃子であり、千葉県人の私が思う個人的に繁華街と言えば、東武宇都宮駅側のイメージでした。


※宇都宮といえば、なんとなくここ「宇都宮二荒山神社」 こちらも東武宇都宮駅側です。

以前も、餃子を食べに行きましたが、行く方面は、必ずそちら側です。
反対側に何があるか、全く知りませんでした。
どうやら、工業団地・本田技研の工場があったり、学校があったり、観光客も想定しているようです。

詳しくは、路線図をご覧ください。

芳賀・宇都宮LRT『ライトライン』

このライトレールの愛称が芳賀・宇都宮LRT『ライトライン』まさに、『雷都』の愛称宇都宮から取ったものです。
全国で初、路面電車のない街にできるLRTということで、注目度は満点です。

個人的に、もう一つ興味を持っているのは、主要5カ所の乗り場に設ける、乗り換え施設『トランジットセンター』です。
あまり、耳なじみのないエリアですが、これから先、重要な拠点になってくると思います。

トランジットセンターとは

トランジットセンターとは、LRTとバスや地域内交通、自転車など様々な交通手段をつなぐ場所になります。
横断歩道のある交差点に、トランジットセンターを配置し、すべてバリアフリー対応になっています。
現在、「宇都宮駅東口」「宇都宮大学陽東キャンパス」「平石」「清原地区市民センター前」「芳賀町工業団地管理センター前」の5カ所がトランジットセンターとして、機能をするようです。
今後、このような様々な手段をつないだトランジットセンターというのは、地方都市に欠かせない機能ではないかと感じます。

宇都宮が魅せて、是非千葉にもいい風を吹かせてください

個人的に、千葉に住んでいる一人として、千葉には長年モノレールという大きな設備が上空に横たわっています。


※千葉都市モノレールのアーバンフライヤー 2013年撮影 これもグッドデザイン賞を取っています

初期の開通からすでに35年経過し、ここ25年近くは延伸等もなく、そのままの状態です。
バリアフリー化は確かにできていますが、乗り場まで遠いとか、他の交通手段との接続が良くないとか、この先の超高齢化社会で、果たしていく役割として、十分なのか、本当に考えされられます。

そんな中で、スタートする『芳賀・宇都宮LRT ライトライン』
明日のスタート、どのような盛り上がりを見せるか注目ですね。

私も、機会があったら是非乗りに行ってみたいです。

オフィス家具イトーキ千葉県代理店 開周堂ブログでした。