大掃除からお宝?! ~開周堂95周年になります~

2024年12月19日
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年末になってきました。
今は電子ファイリングを行っていることもあり、紙のフォルダーの整理が少なくなりました。
しかし、昔の書類はまだまだたくさんあり、今年こそ整理をと思い取り組んでいます。
書類の保存年限は当然書類によって変わってきますので。慎重に処分を行います。
それ以外に、保存年限過ぎているような書類の中に、昔の名残があったりします。

今回整理している中で出てきたものの1つに、イトーキの「バーテブラⅡ」のテレフォンカードがありました。

以前、こちらのコラムで書いてある通り、バーテブラⅡはイトーキのバーテブラシリーズの中でも圧倒的に短命に終わった商品。
バーテブラの初代はギネスに乗ったこともあると言われているくらいのタスクチェア販売脚数世界一の商品でした。
そして、バーテブラ03は今話題の商品であり、売れ行きも非常に好調です。
そんな両チェアに挟まれた形のバーテブラⅡですが、イトーキにとって初めてアジャスタブル肘を付けた商品でした。※写真はループ肘
他社の可動肘が市場に出始めた頃だったので、自分にとっては喉から手が出るほど欲しい商品群でした。
しかし、アジャスタブル肘を含め全体が武骨なチェアは、残念なことにバーテブラ初代や03と違って世間に受け入れられませんでした。
そんな商品のテレホンカードが何枚も。。。
世間に受け入れられない商品が描かれた、今や使うところもほぼないテレホンカード。
なかなかニッチな組み合わせです。
20代、30代前半の人たちは、もしかしたらテレホンカードを使ったことすらないかもしれませんね。

整理している中で一番目に付いたのは、うちの会社の昔の姿が写っている写真です。
1970年代~80年代前半の写真と思われますが、まだ大和橋架け替え工事前なので、弊社の周りがアーケードが掛けられており
商店街となっていた写真です。
これを見て同じ場所から撮影したくなり、当時と全く同じ場所から撮影してみました。

※写真左が当時の写真、右が現在の写真(どちらも中央にあるのが開周堂)
40年ほど前の写真だと思います。
見ていただいて分かる通り、全く違う景色になっていました。
ただ当時からイトーキ=開周堂という図式は変わっていませんね。今も昔も看板はイトーキが上になっています。
私はリアルタイムでこの状況を見ていたので、とても懐かしく感じました。

実は、全体の写真を見るとわかる通り、以前と比べても圧倒的に周りはビルだらけになっています。
昔の近所と言えば、写真右端の角の場所に「コジマヤスポーツ」さんがありました。
この場所は既に長年「珈琲問屋」さんがあり、大変繁盛しています。また、その2件隣には「乃が美」さんもあります。
この辺りは昔はアーケード街となっており、開周堂の並びには、「ラーメン屋」「文房具屋」「雑貨屋」「寿司屋」「金物屋」「印鑑屋」が並んでいました。
(文房具屋が開周堂です)

当時、文房具の小売りもやっていました。
当時の店舗の軒先や店内の写真も出てきたので、同じように現在と比較してアップしてみます。


ところ狭しと並べられている商品の写真ですが、今は様変わりしています。
格好良く言えば、時代に合わせて変化しているといったところでしょうか。
当時は、小学生の私も会社が終わった後の年末とかは一人で店番をした記憶が鮮明に残っています。今では考えられませんが、それが許された時代だったと思います。

裏はそれほど変わっていません。※写真は反対側から撮影しています。
ただ、それでも開周堂の奥には「米屋」「メッキ工場」「酒屋」「弁当屋」と続いていました。
また、徒歩10分圏内に「デパート」と言われる場所が8箇所くらいあり、非常に多かったことを覚えています。それでも小学生時代に同級生に八百屋が3人、酒屋が3人とか普通にいましたので、同じ町内で小売りの商店が立ち並ぶ時代だったのだと思います。
今はこの界隈、ほとんどそういった個人商店は見なくなりました。

このように様変わりしていく中で、開周堂はおかげさまで95周年を迎えます。
当時からは様変わりしていおり、オフィスも当時では考えられないくらいの様相になっています。
もちろん、全体が変わっている中で、オフィスがそのままというわけにはいきません。
中小企業でも、大企業に負けない一人ひとり高い生産性を目指して、引き続き頑張ってまいります。


※弊社3Fオフィス

今回は、大掃除をやっている中で、見つけたものから昔を懐かしむブログでした。